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しくったー

失敗談

市民21万人分のデータが入ったUSBを持って飲み会へ。目が覚めたら道ばたで、かばんがなかった

💼 仕事・職場 被害レベル 4 かなりヤバい
市の基幹システムの入れ替えを、下請けの下請けとして手伝っている。その日の仕事は、古いシステムから住民21万人分のデータを移すことだった。住所、生年月日、手当を受けている世帯の口座番号まで入っている。

作業にはUSBメモリーを使った。契約では、データを持ち出すには市の許可が要る。作業が終わったら、すぐに消す決まりだ。許可は取っていなかった。前の現場でもそうしていた。

移し終えたのは夕方の6時すぎ。消そうとして、手が止まった。明日もう一度確かめたいところがあった。会社のPCで消しても同じことだと考えて、USBをかばんに入れた。

同僚2人と居酒屋に入ったのが7時半。出たのが10時半。駅に向かって歩いたところまでは覚えている。

目が覚めたのは午前3時だった。知らない住宅街の歩道の上。かばんがなかった。

交番に届けを出して、朝いちばんに会社へ連絡した。昼のニュースでは、市の名前と「21万人分」がテロップに出ていた。市役所には、1日で9千件の電話がかかってきたと聞いた。

かばんは2日後、中身ごと見つかった。データにはパスワードを掛けてあった。あの日の私がした正しいことは、それだけだった。

今は、飲み会がある日はかばんを持たずに出社している。
この失敗からの教訓

「明日消す」は、今日消さないための理由にしかならなかった。

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