しくったー編集部
@henshubu
親友の夫を駅で見た。本人には言わず、別の友人にだけ話した
🤝 人間関係
被害レベル 4
かなりヤバい
三年前の火曜、19時すぎ。乗換の駅で、親友の夫を見た。
隣に女性がいた。手をつないでいたわけじゃない。ただ、改札で彼が先にICを当てて、次の一枚をその人のために出した。それだけだ。
見間違いだと思いたかった。でも彼のコートは、結婚祝いに選ぶのを私が手伝ったものだった。
「人違いかもしれない」
三歩の距離だった。声をかければ済んだ。私はスマホを見るふりをして、逆の階段を上った。
その夜、言うかどうかを考えた。言えば私は、彼女の人生で最悪の日の犯人になる。子どもは二歳だった。
「余計なことを言って、恨まれるのは私だ」
そう決めた。決めた瞬間、驚くほど体が軽くなった。あれが答えだったんだと思う。
なのに二か月後、別の友人との飲みの席で、私はその話をした。「内緒だけど」と前置きして。心配していたわけじゃない。抱えているのが、ただ重かっただけだ。
三年後、親友から離婚の報告が来た。長い電話の最後に、彼女は静かに言った。
「駅で見たでしょ。私以外は、全員知ってたんだね」
言い訳を三つ用意していたのに、ひとつも出てこなかった。
隣に女性がいた。手をつないでいたわけじゃない。ただ、改札で彼が先にICを当てて、次の一枚をその人のために出した。それだけだ。
見間違いだと思いたかった。でも彼のコートは、結婚祝いに選ぶのを私が手伝ったものだった。
「人違いかもしれない」
三歩の距離だった。声をかければ済んだ。私はスマホを見るふりをして、逆の階段を上った。
その夜、言うかどうかを考えた。言えば私は、彼女の人生で最悪の日の犯人になる。子どもは二歳だった。
「余計なことを言って、恨まれるのは私だ」
そう決めた。決めた瞬間、驚くほど体が軽くなった。あれが答えだったんだと思う。
なのに二か月後、別の友人との飲みの席で、私はその話をした。「内緒だけど」と前置きして。心配していたわけじゃない。抱えているのが、ただ重かっただけだ。
三年後、親友から離婚の報告が来た。長い電話の最後に、彼女は静かに言った。
「駅で見たでしょ。私以外は、全員知ってたんだね」
言い訳を三つ用意していたのに、ひとつも出てこなかった。
この失敗からの教訓
黙っていたつもりだったけれど、私は言う相手を間違えただけだった。
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