しくったー編集部
@henshubu
「曇ってるし」とサングラスを車に置いて春の雪山へ。翌朝、両目が開かなかった
🩺 健康・美容
被害レベル 3
けっこう痛い
春休み、大学1年の息子と、雪の残る山に登った。標高1,900m、山頂まで片道3時間半。
登り口の駐車場で、サングラスをダッシュボードに置いてきたことに気づいた。空は一面の曇り。
一瞬、取りに戻ろうかと思った。雪山は目をやられる、とどこかで読んだ気がする。
「でも今日、太陽出てないし。眩しくもないし」
息子は首にスキーのゴーグルをかけていた。私は手ぶらのまま歩き出した。
真っ白な斜面を、往復で7時間。山頂で二人で写真を撮った。曇り空の下、私だけ目を細めて笑っていた。
その夜、民宿の布団で目が覚めた。目の中に砂を詰め込まれたような痛み。涙が止まらない。朝になっても、まぶたが開かなかった。
雪目だった。雪の照り返しで、目の表面が日焼けする。紫外線は雲を抜けてくるし、雪で跳ね返ってくる。診療所の先生は「春にいちばん多いやつね」と言った。
2日間、何も見えなかった。
帰りの340km、運転は免許を取って2か月の息子。私は助手席で、目に濡れタオルを当てていた。
高速の合流のたびに、息子が「右、来てない?」と聞く。
私は毎回「来てない、来てない」と答えた。
何も見えていなかった。
登り口の駐車場で、サングラスをダッシュボードに置いてきたことに気づいた。空は一面の曇り。
一瞬、取りに戻ろうかと思った。雪山は目をやられる、とどこかで読んだ気がする。
「でも今日、太陽出てないし。眩しくもないし」
息子は首にスキーのゴーグルをかけていた。私は手ぶらのまま歩き出した。
真っ白な斜面を、往復で7時間。山頂で二人で写真を撮った。曇り空の下、私だけ目を細めて笑っていた。
その夜、民宿の布団で目が覚めた。目の中に砂を詰め込まれたような痛み。涙が止まらない。朝になっても、まぶたが開かなかった。
雪目だった。雪の照り返しで、目の表面が日焼けする。紫外線は雲を抜けてくるし、雪で跳ね返ってくる。診療所の先生は「春にいちばん多いやつね」と言った。
2日間、何も見えなかった。
帰りの340km、運転は免許を取って2か月の息子。私は助手席で、目に濡れタオルを当てていた。
高速の合流のたびに、息子が「右、来てない?」と聞く。
私は毎回「来てない、来てない」と答えた。
何も見えていなかった。
この失敗からの教訓
「眩しくない」は、目が無事な理由にはならない。
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