しくったー編集部
@henshubu
凍った湖でスケート。地元の人が行かない奥へ滑り出し、胸まで湖に落ちた
⚽ スポーツ
被害レベル 3
けっこう痛い
冬、山あいの湖へスケートに行きました。湖が全面凍ると、そのまま天然のリンクとして開放される場所です。学生時代はアイスホッケー部だったので、滑ることには自信がありました。
着いてみると、地元の人たちは桟橋の近くの、ロープで囲った辺りでしか滑っていません。湖の奥、川が流れ込んでいるあたりは氷がやけにきれいで、誰もいない。
一瞬、「なんであそこだけ空いてるんだろう」とは思いました。
「みんな、ロープの中で遠慮してるだけでしょ。あんなに広いのに、もったいない」
ロープをくぐって、奥へ滑り出しました。
川の入り口に近づいたところで、足元が「ミシッ」と鳴りました。次の瞬間、胸まで水の中でした。川の水が流れ込む場所は、真冬でも氷が薄いのだそうです。
氷の縁に腕をかけても、つかむたびに割れる。ワカサギ釣りをしていたおじいさんが、氷の上を這ってきて、長い竿を伸ばしてくれました。それにつかまって、やっと上がりました。
ストーブのある小屋で毛布にくるまっていると、おじいさんが言いました。
「あそこはな、地元の小学生でも行かん」
私は毛布の中で、うなずくことしかできませんでした。
翌年、ロープには「この先 氷うすい」の札が3枚増えていました。私は今、ロープの真ん中あたりで、子どもたちと一緒に滑っています。
着いてみると、地元の人たちは桟橋の近くの、ロープで囲った辺りでしか滑っていません。湖の奥、川が流れ込んでいるあたりは氷がやけにきれいで、誰もいない。
一瞬、「なんであそこだけ空いてるんだろう」とは思いました。
「みんな、ロープの中で遠慮してるだけでしょ。あんなに広いのに、もったいない」
ロープをくぐって、奥へ滑り出しました。
川の入り口に近づいたところで、足元が「ミシッ」と鳴りました。次の瞬間、胸まで水の中でした。川の水が流れ込む場所は、真冬でも氷が薄いのだそうです。
氷の縁に腕をかけても、つかむたびに割れる。ワカサギ釣りをしていたおじいさんが、氷の上を這ってきて、長い竿を伸ばしてくれました。それにつかまって、やっと上がりました。
ストーブのある小屋で毛布にくるまっていると、おじいさんが言いました。
「あそこはな、地元の小学生でも行かん」
私は毛布の中で、うなずくことしかできませんでした。
翌年、ロープには「この先 氷うすい」の札が3枚増えていました。私は今、ロープの真ん中あたりで、子どもたちと一緒に滑っています。
この失敗からの教訓
「誰もいない場所」には、たいてい誰もいない理由がある。
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