しくったー編集部
@henshubu
11年「小学校の同級生」だと思っていた親友を同窓会に誘ったら、本物の川村くんが来ていた
🤝 人間関係
被害レベル 2
ちょい痛い
新人の飲み会で、見覚えのある顔に声をかけた。
「山下小の川村くんだよね? 3組の」
彼は一瞬止まって、「……ああ、うん」と笑った。
それから11年、親友だ。飲めば小学校の話になる。雨の遠足、給食のソフト麺、担任の大島先生。
一度だけ、引っかかったことがある。彼が先生を「大川先生だっけ」と言った。
「まあ、20年以上前だし。俺も怪しいし」
今年、小学校で初めての同窓会があった。彼を誘った。「みんな驚くぞ」
受付で二人の名前を言うと、幹事の子が首をかしげた。
「川村くん? もう来てるよ。ほら」
奥で、知らない大人が手を振っていた。本物の川村くんだった。
親友は、北海道の小学校の出身。苗字が同じだけだった。
帰り道、彼が言った。「違うって言ったら、もう飲んでくれない気がして。気づいたら11年たってた」
遠足の話も、ソフト麺の話も、11年ずっと私に合わせてうなずいていたのだ。
駅前のラーメン屋に入った。
「で、北海道の小学校って、どんなだった?」
彼は閉店まで2時間しゃべった。今度は、私がうなずく番だった。
「山下小の川村くんだよね? 3組の」
彼は一瞬止まって、「……ああ、うん」と笑った。
それから11年、親友だ。飲めば小学校の話になる。雨の遠足、給食のソフト麺、担任の大島先生。
一度だけ、引っかかったことがある。彼が先生を「大川先生だっけ」と言った。
「まあ、20年以上前だし。俺も怪しいし」
今年、小学校で初めての同窓会があった。彼を誘った。「みんな驚くぞ」
受付で二人の名前を言うと、幹事の子が首をかしげた。
「川村くん? もう来てるよ。ほら」
奥で、知らない大人が手を振っていた。本物の川村くんだった。
親友は、北海道の小学校の出身。苗字が同じだけだった。
帰り道、彼が言った。「違うって言ったら、もう飲んでくれない気がして。気づいたら11年たってた」
遠足の話も、ソフト麺の話も、11年ずっと私に合わせてうなずいていたのだ。
駅前のラーメン屋に入った。
「で、北海道の小学校って、どんなだった?」
彼は閉店まで2時間しゃべった。今度は、私がうなずく番だった。
この失敗からの教訓
思い出話がいつも自分の側からだけだったことに、11年気づかなかった。
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