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しくったー

失敗談

旅館で3日間、荷物を運んでくれた作務衣のおじいさんは、泊まり客だった

✈️ 旅行・外出 被害レベル 1 かすり傷
拝啓
先月、山あいの宿で3日間ご一緒した、紺の作務衣の方へ。宿のフロントにお願いして、この手紙を届けてもらっています。

初日、駐車場で重いスーツケースを下ろしていたら、あなたが「持ちましょう」と言ってくださいました。紺の作務衣に、首に手ぬぐい。宿の方だと思いました。
2日目は、貸切風呂の予約をお願いしました。あなたは「聞いてきましょう」とフロントへ行き、時間を取ってきてくださいました。
そのとき、胸に名札がないことに気づきました。
「ベテランの方は付けないのかな」
そう思って、3日目の朝には、お茶のおかわりまで頼みました。

チェックアウトの日。あなたは私の荷物を車まで運んだあと、ご自分の鞄を持って、隣の車に乗り込まれました。
フロントの方が教えてくれました。毎年この時期に1週間泊まる、常連のお客さまだと。作務衣は、売店で売っているものだと。

心づけを差し出したとき、笑って首を振られた理由が、やっと分かりました。本当に申し訳ありませんでした。

お詫びに、地元の羊羹を同封します。重いので、来年は私が運びます。
敬具
この失敗からの教訓

親切な人を見ると、つい「係の人」だと思って甘えてしまう。

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