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しくったー

失敗談

息子の読書感想文を9割書いたら市の最優秀賞。壇上で「逡巡」が読めなかった

🎓 学校・勉強 被害レベル 3 けっこう痛い
吉岡先生へ

昨年度、4年2組でお世話になった航の父です。お返ししたいものがあって、この手紙を書いています。

夏休み最後の夜、航の読書感想文はまだ3行でした。「おもしろかったです」が2回。夜9時を過ぎて、本人は半泣きでした。
手伝うだけのつもりでした。気づいたら、原稿用紙4枚のほとんどを私が書いていました。航は横で清書をしただけです。
書き終えて読み返したとき、少し上手すぎる、とは思いました。「逡巡」なんて言葉は、4年生は使いません。
「どうせクラスの35枚に埋もれる。先生も一枚一枚は読めないだろう」
そう思って、そのまま持たせました。

先生は、全部読んでくださったんですね。10月、市のコンクールで最優秀賞をいただきました。
11月の表彰式で、航は壇上で自分の作品を読みました。2枚目の途中で止まりました。「逡巡」を「しゅん……」と3回言い直して、会場が静かになりました。
帰りの車で、航は賞状を後ろの席に置いたまま、一度も見ませんでした。家に着いてから、「あれ、ぼくのじゃないよね」と言われました。

同封したのは、その賞状と、記念にいただいた図書カード3,000円分です。受賞の取り消しをお願いします。
航が自分で書き直した感想文も入れてあります。今度は原稿用紙5枚になりました。私は一文字も触っていません。
お手数をおかけして、申し訳ありません。

航の父
この失敗からの教訓

子どもの宿題を「手伝う」の線は、書いている本人がいちばん先に越えている。

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